検索のキホン【中級編②】

それでは前回の記事の分類にしたがって、検索ツールについて解説します。

 

 【1.あるテーマについてまとめてある本が必要】な方は…

図書館の蔵書検索【OPAC】+ ブラウジングを使ってみましょう

あるテーマについて、まとまった内容のものをすぐに読むには図書館の本が最適です。その際、Amazon などで検索をしてしまうと、図書館に所蔵のない本でも検索に引っかかってしまうので注意が必要です。

自分で購入するならそれでもよいのですが、内容について確認したい場合には、手元に届くまで確認できないことはデメリットになりえます。手始めに、図書館の蔵書検索を行い自分の探しているテーマに沿った本を探してみるとよいでしょう。

*検索のコツについては、初級編をご覧ください。

*蔵書検索につては、OPAC検索マニュアルをご覧ください

 

また一冊でも自分の必要とするテーマにマッチした本が検索できたら、実際に書架へ行き、その本だけでなく、周りの本も眺めてみます。

これは「ブラウジング」とよばれる方法で、図書館の本の並び方を利用したものです。

図書館では、同じテーマを持つものを集めて本棚に並べるため、分類番号をふっています。つまり似たもの同士が近くに集まるようにしてあるのです。

これを知っていれば、一冊気になる本が探せれば芋づる式に資料が探せたり、

より自分の知りたいテーマに即した本が、書架から見つかる!といった出会いもあります。

ぜひやってみてください。

*ただし、文庫・新書はこの規則では並んでいないのでご了承ください。

*大学図書館の本の探し方もご覧ください。

 

 【2.幅広く論文なども視野に入れて、資料集めをしたい】方は…

「なんでも検索」を使ってみましょう。

なんでも検索は、「ディスカバリーサービス」とよばれるもので、図書館にある本だけでなく、論文記事やデータベースなどを横断検索できる(*例外あり)検索ツールです。

 

武蔵野大学が契約している資料なら、学内ネットワークにつながったパソコンから、そのままオンラインで読むことが可能です。さらにすぐにプリントアウトやPDFでダウンロードもできるため便利です。

 

また、機関リポジトリという大学ごとに業績をまとめたデータベースも登録されていれば、検索結果に出てくるので、最新の研究知見に触れられることもメリットです。

 

ただし、「なんでも検索」は図書館で所蔵していない資料や閲覧できない論文も引っかかってしまうので注意が必要です。利用できるか不明な場合は、カウンターにご相談ください。

その場で直接は利用できなくても、所蔵している他大学からの文献の取り寄せ(有料)などを利用して、必要な資料を手に入れることもできます。

困ったらすぐ図書館カウンターへGO!です。

 

なお、学外からも閲覧可能な資料もあります。学内ネットワークにつながっていないデバイスをご利用になる場合は、武蔵野大学図書館HPのバナーからアクセスしてください。

*利用方法については、なんでも検索の使い方をご覧ください。

 

「オンラインジャーナル・電子書籍検索」も使ってみよう。 

図書館で検索している電子ジャーナルや、電子書籍に特化して資料をお探しの場合は、こちらをどうぞ。図書館ではたくさんの電子資料を契約しています。電子ジャーナルはオンライン上で読める雑誌。電子書籍は、オンライン上で読める本のことです。いつでもどこでもスマホやタブレット、PCがあれば読むことができるのが魅力の資料です(*例外あり)。上記の「なんでも検索」でもある程度ヒットしますが、大学で契約していることがはっきりしている資料を探すには、こちらがお勧めです。

 

電子書籍は、学生の方々に広く使っていただくため、利用しやすい日本語の資料をたくさん購入しています。看護系・法学系は特に充実しており、看護実習や出先での学習など、すぐに図書館に行くことができないときの強い味方です。活用してください。

学外からのアクセス方法はこちら

 

今回は1と2について、ツールの解説をしました。次回は残りの3と4について解説していきます。

検索のキホン【中級編③】