検索のキホン【中級編③】

中級編②】の続きです。

【3.新聞・雑誌など、即時情報が欲しい】という方は…

直接「所蔵している新聞・雑誌を読む」+「新聞・雑誌のデータベース」を使ってみましょう。

図書館には雑誌コーナーと新聞コーナーがあり、さまざまなジャンルの雑誌と新聞がおいてあります。一部の雑誌は過去の分も製本して保存しています。新聞の縮刷版は朝日新聞があります。

また、読みたい雑誌の所蔵は蔵書検索【OPAC】で検索すれば調べることができます。学内所蔵がなくても、他に持っている機関があれば、文献複写で取り寄せることも。

 

検索方法を確認したい方はこちらをクリック

1.下図の検索窓に、新聞・雑誌タイトルを入力して検索。

 

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2. 読みたい雑誌をクリック

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図書館で契約している新聞・雑誌データベース

新聞 :日本経済新聞・朝日新聞・読売新聞・毎日新聞の4タイトル。

雑誌 :東洋経済・日経系(日経ビジネスなど、約50タイトル)など。

 

さて、雑誌や新聞などの情報は、どういう特性があるのか知っていないと、思ったほどレポートの役に立たない可能性があります。次項ではそれぞれの特徴をざっくりと書きましたので、読んでみてください。

 

◆新聞

とにかく速報性が売り!情報の速さはどの媒体にも負けないが、最新情報ゆえに内容は薄く、まれに誤報もありうる。世の中の動きや、世論的な部分はお任せ。

 

◆雑誌

速報性とそこそこ充実した内容を持ち、新聞と図書の間のようなもの。特集が組まれている最新情報などは、基礎的な情報を仕入れるのにぴったり。

また学術雑誌は、まだ研究成果として一冊にまとめられるほどではない重要な最新研究知見が読める貴重な存在。

 

◆図書

速報性はまったくないが、情報の質と量では他の媒体を圧倒する。あるテーマについての成果がまとめられているもの。参考文献もたどることができ、しっかりしたレポートを作成するなら、自分の書きたいことに即した本を探すことは必須となる。

 

図示するとこんな感じ↓

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 新聞・雑誌を使うのはどういう状況のときかというと……。とりあえず、「それなりの信頼度がある最新情報を仕入れる時に使うとよい」ということです。最先端の研究成果を知りたいときや、世界の動き・経済・トレンドといった流動的な情報をつかむ(もしくは動きをたどる)時に、ネット情報だけでなく、新聞・雑誌もあわせて使うとよいというお話でした。

 

次回は、【4.調べたいことがあるが、どんな資料が必要なのかわからない】場合の検索についてです。