EndNote Basic

 誰でも使える「文献管理」ツールとして、「EndNote Basic」があります。

無料で、5万件の書誌情報とPDFファイルを2GBまで保存することができます。

他にも、文献管理ツールはありますが(Mendeleyなど)、日本語のインターフェースなので、初めて利用する際にはこちらが最適です。

 

<<マニュアル・参考情報>>

EndNoteについては こちら(ユサコ株式会社) をご覧ください。

クイックレファレンスガイド * basicユーザの項をご覧ください。

English Information:Endnote basic

"help" please refer here. 

 

アカウントの作成

以下のページからアカウントを作成してください。

EndNote-Basic

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 ログイン後は、お使いになる言語設定ができます。(日本語選択可)

 

文献の登録

①文献を検索してデータをダウンロード

データのダウンロード方法→CiNiiでの保存方法

 

②登録ができてログインをするとこのような状態になっています。

※背景色やロゴデザインが変更になっていますが、内容は変わっていません。

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③文献の登録は、「文献の収集」「レファレンスのインポート」「ファイルを選択」をクリックしてファイルを選んでください。

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ファイルを選んだら、「インポートオプション」は「Refman RIS」、「インポート先」はとりあえず[未整理]を選択します。

「○ 件のレファレンスを [未整理] にインポートしました。」というメッセージが出たら成功です。

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④「マイレファレンス」タブを選び、「すべてのマイレファレンス」の[未整理]をクリックすると、登録した文献情報を見ることができます。

グループを作成し、管理することができます。

 

参考文献リストを作成する 

文献情報をファイルに保存することもできます。

 

①レポートなどで参考文献リストをつける場合、

「引用文献リスト作成」タブを選び、「文献リストの作成」を選びます。

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「レファレンス」:リストにしたい文献の情報が入っているグループを選びます。

「書誌スタイル」:作成したいリストの書誌スタイルを選択します。ここでは医学・生物学分野でよく用いられるNLM スタイルを選びます。

「ファイル形式」:WORD等に貼り付けやすい、RTFを選びます。

最後に「プレビュー&印刷」をクリックします。

 

②プレビュー画面が出ますので、これをコピーし、自分のレポートで利用することができます。

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 *ポップアップブロック をしているとプレビュー画面が表示されない場合があります。画面が出てこない場合は解除してください。

 

*書誌スタイルとは・・・

参考文献や引用文献を自分のレポートや卒業論文に付けることは、自分の考えの根拠を示すため必ずしなければなりません。

この論文に付けるリストは、著者名、書名または雑誌名、巻号年ページを決まった方法で並べます。

この並べ方を書誌スタイルといいます。

 

代表的なスタイルでは、シカゴスタイル・バンクーバースタイル・SIST02-2007などがあります。

 

シカゴスタイル(人文系の論文に多いスタイル)

図書: 著者名.書名.出版地:出版社、出版年.

雑誌論文: 著者名."記事・論文のタイトル."掲載雑誌名 巻(号)(出版年):掲載ページ

参考図書

 

バンクーバースタイル(医学系の論文に多いスタイル)

図書: 著者名.図書名.出版地:出版社;出版年.ページ.

雑誌論文: 著者名.論文タイトル.雑誌タイトル.年月;巻(号):ページ.

Citing Medicine, 2nd Edition

 

無料版の「EndNote Basic」では利用できませんが、日本の科学文献等では以下のスタイルがよく使われています。

SIST02(科学技術振興機構が定めたスタイル)

図書: 著者名. 書名. 版表示, 出版地, 出版者, 出版年, 総ページ数,(シリーズ名, シリーズ番号), ISBN. 

雑誌論文: 著者名. 論文名. 誌名. 出版年, 巻数, 号数, はじめのページ-おわりのページ.

 

上記以外でも、学術分野ごとにいろいろな書誌スタイルがあるので、提出するレポートや論文で使うものは必ず教員に問い合わせてください。